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味の感じ方(味覚のトレーニング)について

こんにちは!抗酸化オジサンです!毎日の食事、楽しんでますか?

味の感じ方(味覚のトレーニング)は、食材や料理の風味、香り、食感などをより理解し、繊細に感じ取るために有効です。誰でも出来ることなので、少し意識して、味覚を高めるやり方を覚えることで、料理を様々な角度で感じ、理解して楽しみましょう!
今回は、味覚のトレーニング方法、五味、そして味の感じ方について詳しく説明していきたいと思います!

味覚のトレーニング

味覚を高めるには、意識して味を感じ、確認する習慣を身につけることが大切です。効果的なトレーニング方法をいくつかご紹介したいと思います。

基本の五味を意識する

味覚には「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」の五味があり、これが味の特徴や構成に大きくかかわる『五味』であることを知り、意識し、探す。そのトレーニングがまさしく味覚のトレーニングとなります。

●甘味:糖類に由来し、果物やデザート、調味料などでよく感じる味。

●酸味:酢や柑橘類、発酵食品に含まれる酸に由来する味。

●塩味:塩分に由来し、塩や醤油などに多く含まれる味。

●苦味:コーヒー、ビール、ゴーヤなどで感じる苦い味。

●うま味:グルタミン酸などのアミノ酸による味。肉、魚、昆布、チーズ、トマトなどに多く含まれています。

これらの味覚を一つ一つ意識して「探す」、その体験がまさにトレーニングであり、味覚を鍛える上で重要になってきます。

味の拾い方の練習

上記の通り、食事のたびに味を意識すること。また育てられ、料理された素材に感謝や慈しみをもって、「いただきます」の気持ちを持っていただくことが重要になってきます。
具体的には、以下の手順で食べ物をじっくり味わいます。

1.香りを確認
香りを確認します。嗅覚は味覚と密接に関連しており、味を感じる前に香りを認識することで、味をより深く知ることが出来ます。また、香りは記憶にもつながります。和食ではこのタイミングを「先味/さきあじ」と言い、ワインなどのテイスティングでは「アタック/Attack」と言います。

2.ゆっくりと舌の上、口中全体で味わう
口に入れた食べ物をゆっくりと噛み、口の中全体でじっくり感じてみましょう。また、その時に鼻から息を抜くことで香りがさらに確認できます。和食ではこのタイミングを「中味/なかあじ」と言い、テイスティングでは「ボディ/Body」と言います。

3.後味(余韻)を感じる
食べ物を飲み込んだ後も、余韻として残る味や香りを意識してみましょう。和食ではこのタイミングを「後味/あとあじ」と言い、やはりテイスティングでは「アフター/After」と言います。この後味を上手く感じられると、味の印象が記憶しやすくなります。

視覚

目で観察します。色の濃淡や艶などの質感を見て、どのような特徴があるかをチェックします。食材については鮮度を色の濃淡で見分けられるケースも多く、またワインなどのテイスティングでは、色の濃さや透明度などの確認も重要な要素です。

嗅覚

食材の香りは味覚を補完し、香りから得られる情報が非常に多く、記憶にもつながります。香りを確認する際、何(香り)の由来なのか、成分やフレーバーを感じようと意識しましょう。香りは味覚に大きな影響を与えます。

味覚

口に含み、舌全体で味わいます。「五味」甘味、酸味、苦味、塩味、うま味がどのように広がるかを丁寧に感じてみましょう。また、どの味が強調され、どの味が後味として残るかを確認する気持ちも大切です。

テクスチャー・食感

食べ物や飲み物のテクスチャー・食感(硬さ・柔らかさ・滑らかさ・舌触り・口溶けなど)や口当たりも味覚の上では重要です。たとえば、デザートなどの滑らかさや、料理では脂質から感じるコクや食材の歯ごたえが味の一部を構成します。

バランス

五味のバランスもアンバランスも重要な楽しみの要素です。甘味、酸味、苦味、塩味、うま味など、五味がどのように調和しているか、どの様な順番に感じるかを意識し、そして全体としての余韻を確認する様にします。

味の感じ方について

人間の舌には味蕾(みらい)という細胞があり、ここで味を感じ取ります。舌の異なる部分で味を感じやすいとされていましたが、現在ではどの部分でも五味を感じることができるとされています。また、味覚は個人差が大きく、環境や体調、経験によって感じ方が異なります。しかしながら、誰でも鍛えられるので、食べ物に感謝して感じ方を高めて行きましょう!

● 年齢と味覚年齢を重ねるごとに味蕾細胞が減少し、味が感じにくくなることがあります。但し、日々意識して繊細な味を感じるようにすることで維持、改善することは可能です。

●温度の影響:食べ物や飲み物の温度は、味の感じ方に大きく影響します。温度が高いと甘味や香りが強調され、冷たいと酸味や苦味を感じやすくなることがあります。ワインなどのテイスティングでは、温度管理も重要です。(詳細はまたの機会にご案内します)

●食事の順序:強い味(辛味や酸味など)の後に繊細な味を食べると、繊細な味が感じにくくなることがあります。食事も飲み物も口にする順番を工夫することで、より明確に味を感じ取ることができます

まとめ

味覚は、五味の理解や味を確認する「意識」を日々の生活に取り入れ、習慣化することで、トレーニングとなります。視覚、嗅覚、味覚、食感など、あらゆる感覚を使いながら、食材や料理の細かな違いは、五味を意識し、次に先味(Attack)中味(Body)後味(After)を確認する習慣によってその感度は高くなる傾向にあります。とは言え、何よりも食事は美味しい」「満足」「感謝」を感じながら、楽しい時間であることが最も重要です。その時の時間を「誰と共有」するか、味わいは人それぞれの自己満足ではあるものの、その満足を「誰と共感」するのか、そのことが最も大切な楽しい食事には重要だと思います。

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