depakの裏話『第3話 ファンのファンになる』

~アウト老エンジニアのたわごと~

「いきなりダジャレかい!」とツッコミながら読み始めたあなた、ありがとうございます。だってネットのブログですよ? ちょっと面白くないと、最後まで付き合ってもらえないでしょう?

さて、私たちサンテツ技研が日々考えているのは「食材にどう風を当てるか」というテーマです。風はただの空気の流れにあらず。熱を与えたり奪ったりできる、実は食材品質コントロールの名脇役なのです。

この会社に入って驚いたのは、ファンの世界の奥深さ。構造だけでも軸流ファン、遠心ファン、クロスフローファン。電気の使い方でAC、DC、ECファン。まるでアイドルグループの派生ユニットみたいに種類があるんです。最近は何でも「ググる」から「チャピる」へと進化しているそうなので、興味のある方はぜひチャピってみてください。

食品業界でおなじみなのは軸流ファン。家庭の扇風機や換気扇と同じ仕組みなので「ファン界の国民的アイドル」といったところ。ただし、狭い空間では急にパワーが落ちるのが弱点。そこで冷蔵庫型の解凍機ではクロスフローファンを、広い解凍庫では軸流ファンを使い分けています。

そして! ここで登場するのが遠心ファン。これがまさに「異色の新人アイドル」であり、サンテツの推しメンとなったのです。狭い空間でも風をしっかり回せるし、風向きも変えられるという個性派。近年はデータセンターで引っ張りだこになっているようですが、食品業界ではまだほとんど使われていませんでした。

でも私は気づいたのです。「この子は化ける!」と。性能も機能も海外勢を中心にぐんぐん改善されていたので、思わず彼女の“ファン”になってしまいました。そして晴れて、我が社の新製品に大抜擢。

結果どうなったか? 食材のまわりの風をうまく制御できるようになり、温度変化が早く均一に。ドリップを抑え、鮮度を保てるようになったのです。食品工場にとっては「仕入れた食材をより良い状態で提供できる=ロス削減、利益確保」につながります。

次回は、この遠心ファンを主役にした新製品誕生の裏話をお届けします。ファンに恋したアウト老技術者の“推し活レポート”、お楽しみに。

~アウト老エンジニアのたわごと~

こんにちは。株式会社デパックの“アウト老エンジニア”です。
みうらじゅんさんのファンでもある私は、還暦をとうに過ぎた今、“はみ出し老人”を目指して、日夜(?)技術開発と取っ組み合っています。
思いどおりになんていかない。でも、それがまた楽しいんです。
そんな“迷走気味の開発ライフ”の裏側を、ちょっとだけお見せしたいと思います。

お問い合せ
TOP